古民家再生協会の小野寺です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
さて、今回の古民家リフォームでは、和室や縁側・広縁において、既存の天井を撤去し2階の床梁を見せる仕上げを採用しました。
天井を取り除くことで構造材である梁が現れ、建物の骨格をそのまま意匠として活かすことが可能になります。
仕上げは場所ごとに異なり、新しい板を張った部分と、梁をそのまま見せる部分を組み合わせています。
これにより、古民家の持つ素材感や構造美を引き立てつつ、住空間としての快適性も確保しました。
天井を高くすることで圧迫感が軽減され、空間全体に解放感が生まれます。
梁を見せる意匠は古民家の魅力を強調すると同時に、建物本来の力強さを伝える手法でもあります。
梁を見せることで、より古民家らしい開放的な空間になったのではないでしょうか?

