2009年、田舎暮らしにあこがれて伊賀市に移住しました。あれから12年、2000棟以上のお家のお仕事をさせていただきました。そんな中、関わったお客様だけでなく、もっともっと地域の皆さんの幸せなお顔を見てみたい、もっと地域に貢献したいと思い始めました。
私たちのミッションは、『伊賀をステキ田舎に変える』です。
ある時、地元のお父さんが、「もう10年もすれば、この村は誰もおらんわて、おしまいだわて!」と話してくれました。この美しい田舎に人がいなくなるなんて「そんな、ありえねー!」と思い、とっさに「残さなくてはいけない」という強い衝動に駆られたんです。
特に、私がこよなく愛する古民家は、なんといっても地域の宝ものです。「日本人の心のふるさと」なんですから残さねばなりません、次の世代、そのまた次の世代にまで。空き家問題は、時間との勝負です。ほっておくと、どんどん傷んでしまうからです。
ミッションを実行する3っのビジョンを掲げました。
1)クリエイティブは人材の誘致
2)クリエイティブな人材と地域住民の協働による「クリエイティブ田舎」の創造
3)「クリいな」による持続可能な地域作り
クリエイティブな人材とは起業家、アーティスト、職人、林業・農業に関心のある人など新しいものを生み出すことにワクワクする人のこと。サテライトオフィスやアトリエ、宿泊施設の確保・管理と移住誘致、移住支援を地域住民の皆さんと行政とタッグを組んで取り組んでいきます。
一般社団法人三重県伊賀古民家再生協会
代表理事 神保 健一