古民家再生協会の小野寺です。
寒さが厳しい季節になってきておりますが、皆さんいかがおすごしでしょうか？
さて、伊賀市で新たに始まった古民家の解体・改修工事では、小屋裏に蓄積していた土や藁の撤去作業を行いました。
昔の構法では、屋根の断熱や調湿のために藁や土を使用することが一般的で、そのまま残っている古民家も多くあります。
しかし改修工事を進めるうえでは、安全性と新たな空間活用のために、一度全てを取り除くことが必要です。
今回も大工が手作業で丁寧に袋詰めし、運び出しを行いました。
この古民家では、小屋裏部分を新しい居室として活用する計画です。
床にはフローリングを施工し、現代の生活にも使いやすい空間へと再生します。
また、1階リビングに設置する薪ストーブの煙突が、この小屋裏を通って屋根へ抜ける設計となっており、暮らしの中心となる設備とも関わる重要な場所になります。
古民家の改修は、こうした見えない部分の整理と確認から始まります。
今後どのように姿を変えていくのか、随時ブログを更新していきますのでぜひ見に来てくださいね！
