古民家再生協会の小野寺です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
現在、改修している古民家にて、新たに造作建具を製作しました。
建具屋による手仕事で仕上げられたのは、廊下に通じる片開き戸と、リビングとダイニングを仕切る4枚引き戸です。
片開き戸は、既存の建具デザインに合わせて設計されており、全体の統一感を持たせる工夫が施されています。
一方、リビングとダイニングを仕切る引き戸は、従来のガラス建具よりもシンプルな意匠を採用。
無駄を省いたことで、住まいに落ち着きを与える仕上がりとなりました。
いずれの建具にも、無垢材と型ガラスを組み合わせています。
これにより、古民家の木組みや土壁との調和が生まれ、現代の暮らしに適応しながらも伝統的な雰囲気を損なうことなく空間を構成することが可能となります。
造作建具は既製品にはない柔軟性を持ち、古民家の寸法や生活スタイルに応じて設計されます。
単なる建具としての機能を超え、住まいの表情を決定づける大切な要素です。
今回の建具もまた、職人の技と感性によって古民家の価値を高める存在となりました。
他にもこの古民家では、テーブル式の囲炉裏を作ってもらいました。
またご紹介できたらと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね!


