古民家再生協会の小野寺です。
現在改修中の古民家で、和室の掘りごたつに合わせて造作の囲炉裏テーブルを製作しました。
建具職人による木製の天板に、板金職人が製作した銅板の火入れ部を組み合わせたもので、銅の熱伝導性や耐久性を活かしつつ、見た目にも美しい仕上がりとなっています。
銅板は現場寸法に合わせて一枚ずつ加工し、木枠にぴったり納まるように調整してくれました。
木部は天然材を用いており、古民家の構造材や内装と自然に調和する素材感です。
この囲炉裏テーブルは、単なる家具ではなく「住まいの中心」となる存在となるでしょう。
古民家が持つ団らんの文化を現代に引き継ぎながら、機能と美を両立させています。
職人たちの確かな技術と感性が融合した、まさにこの家ならではの一品となりました。

