新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。
古民家再生協会の小野寺です。
さて古民家再生において、耐震性の確保は欠かせない重要な要素です。
今回の改修工事では、建物の揺れを抑えるために制振ダンパーを導入しました。
制振ダンパーは、地震や強風によって生じる揺れを吸収し、構造体へのダメージを軽減する装置です。
本物件では、規模の大きな母屋全体を考慮し、縦横に4箇所ずつ、合計8箇所の制振ダンパーを設置しています。
設置にあたっては、ダンパーを取り付ける壁に新たな柱や横架材を入れ、構造的に安定した下地をつくります。
もともと建具が入っていた場所を壁に変更する部分もあり、既存の敷居や鴨居に合わせて柱を欠き込む作業が必要となりました。
特に難しいのが、建物全体のバランスを考えながら水平・垂直を正確に出す工程です。
職人はレーザーを使い、何度も確認しながら木材を設置していきます。
こうした丁寧な施工の積み重ねが、古民家の価値を守り、次の世代へ安心して引き継ぐ再生につながっています。







